借地人が地主に支払う底地の地代水準っていくらぐらいなのでしょうか? 東京都内の住宅地の底地の坪あたり平均地代(月当たり)で凡そ500円〜1,000円くらいと言われています。ちなみに当社で運営している底地ファンドの投資物件(杉並区、江戸川区、西東京市/約90件)の平均地代は約580円となっています。この結果からも投資対象が住宅地の住宅を中心にしているということを考えると都内の下町の住宅地の底地の平均的な相場はこれぐらいになるのかもしれません。
それに対して、同じエリアの平均的なアパート(1K/22〜23m2)の賃料はというと坪あたり約1万円となります。両者を比較すると、いかに底地の地代が安いかということがお分かりになるのではないかと思います。あまりにも管理の手間がかからないため、地主が日頃のメンテナンスを怠った結果、借地人に対し地代の値上げ交渉を行ってこなかったこと、もう一つは借地借家法の下、元々の借地人の権利が強いこと、この2点が地代に如実に反映されているということが要因と言えるかと思います。収益性の観点からすると、低稼働・低収益の資産ということになります。かといって地代の水準の見直しを地主から借地人に交渉したところでそう簡単に首をたてに振ってくれるものでもありません。なかなか一筋縄ではいかないものです。地主にとって底地とは低収益の資産であり、また相続時には相続財産として高い評価をされる反面、物納できなかった場合は第3者への売却が困難であるというように何とも悩ましい資産なのです。
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