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不動産の成功・失敗事例
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第4回:マンション建設等の工事費用引下げの手法
土地の有効活用を考える時に、建物の建築代金がいくら必要になるのかというのはとても重要です。これからご紹介させていただく事例は、建物の建築代金を比較検討しなかったためにひどい目に遭ってしまったという事例です。

Aさんは収益物件としてアパートを建築するにあたり、土地の仲介をしてもらったB社の紹介する業者Cに建築請負いの代金の見積もりを当初依頼しました。当初の見積もりでは納得できる価格だったため、その業者Cに仕事を依頼するつもりで細部の工程、仕様等の話をつけていくうちに当初の見積もり代金とはかけ離れた2割増しもの値段になってしまいました。Aさんはどうしようかとも迷ったのですが、C社の値段の説明を信じて、そのまま請負契約を締結してしまいました。結果として、相場より割高な契約をしてしまう羽目になりました。

このような建物の建築をする際のコストを引下げる目的で導入できる手法としてCM(コンストラクションマネジメント)という方式があります。

第3回

通常の方法としては、お客様が日頃から懇意にして信頼している業者に依頼する特命方式もしくは設計事務所等が窓口になり数社にコンペを依頼する入札方式が一般的です。ただこのような方式ですと元請会社がまた下請けへ、さらに孫請けへと図のようにピラミッド型の下請けを行うことにより価格がどんどん上がってしまうことになります。

それに対し、CM方式はCMマネージャーに依頼を行うことによりCMマネージャーが独自に元請け業者、施工業者の選定と工事費の折衝を行いオープンな競争と価格の透明化を図ることで建物の品質を落とすことなく最終的な建築コストを通常より抑制することが可能になるというわけです。実際にAさんもこの方式を利用することができれば、20%増しではなく、2割安で購入することが出来たのかもしれませんが後の祭りとなってしまったという事例です。

ただし、CMを使うとどのような案件でも20%ダウンするとは限りませんのでご利用する際は専門家への相談をお勧めします。不動産は非常に高い買い物です。計画をする際は安易な判断を行わずに、綿密な資金計画・収支計画に基づき有効活用を行うことが必要となってきます。


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